2013年3月7日木曜日

#16 Goteborg(1)

着いた時間は夜でしたが、バーへ繰り出しました。いわゆる90sのUKロックがかかるようなイングリッシュ・パブで店の中は地元の若者で賑わっています。スウェーデンでよく飲んだビールはFALCONという銘柄でした。いわゆるチープなビールです。その日はぐっすり眠りました。


次の日の朝には映画祭に備えしっかり栄養をつけようと思い、「Egg & Milk」という朝ごはん兼ブランチの店に入りました。開店時間は7時から15時とまさに朝のシフトです。
50sダイナー風の内装は自分好みです。オムレツとヨーグルトとベーグル、更にオレンジジュースとコーヒーというこれぞ朝ごはんというメニューを平らげ映画祭へ向かいました。


会場への道の途中には昨日のパブにも近いオールドタウンと呼ばれる旧市街があります。
2月上旬のヨーテボリは確かに寒かったですが、散歩するには気持ちの良い街でもありました。寒さはフィンランドで鍛えられた気がします。あと大事なことはたくさん食べることだと実感しています。食べて蓄える、とてもシンプルですが。
この日は私にとっての映画祭初日だったわけで、映画業界向けの登録をしに行きます。レセプションやラウンジ、ビデオライブラリーはこの建物の中にあります。格式のある劇場の為、少し緊張しつつ中に入りました。
ヨーテボリ映画祭は街全体を使って催されます。このStora Teaternも一つの会場です。今回は全ての会場は回りきれませんでしたが、この映画祭では色々な劇場を回るというのも
一つの魅力だと思います。この日はStora Teatrenで一つ注目している作品があった為、上映時間までビデオライブラリーに籠りました。その作品というのがこちらです。



「Final Cut :Ladies And Gentlemen」この作品は過去の作品のコラージュで出来ています。ホームページでは100パーセントリサイクル映画などと紹介されていて、まずアイデアがユニークです。90分ほどの映画でしたが、ほとんど飽きることなく過去の傑作のコラージュを楽しむことが出来ました。会場では笑いが絶えず、笑いのツボが人それぞれでその様子を見るのも含め映画好きにはたまらない経験でした。監督はPálfi György(パールフィ・ジョルジュ)、ハンガリーの監督です。彼の過去の作品で多くの人に知られているのは「タクシデルミア〜ある剥製師の遺言〜」があり、日本でも公開されています。ヨーテボリ映画祭初日はとても良い出だしでした。


0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。