2013年1月29日火曜日

#3 Amsterdam(2)

遅く起きた朝にまず向かったのは、Stedelijk Museum(アムステルダム市立近代美術館)でした。

内装も外装も一風変わった美術館です。この日の企画展はMike Kelly(マイク・ケリー)、デトロイト出身のアーティストです。彼はノイジーな音を鳴らすミュージシャンでもありました。



彼の作り出すジャンクでシュールな世界観とインテリジェントな紳士淑女のミスマッチ感がとても印象に残っています。エスカレータの中で過去のライブ音源(ノイジーな音)がかかる演出も展示側のこだわりを感じました。
美術館内部。Mike Kellyの展示から今度は常設展に移動しました。オランダのグラフィックデザインの軌跡を辿るコーナーから近代、現代アートのコレクションまで膨大な量のコレクションが展示されていました。特にニューヨークの作家の作品が幾点か見ることが出来たので、この映画のおさらいのような気分で鑑賞しました。
「Painter painting」(1973)
1972年製作のEmile De Antonio(エミール・デ・アントニオ)監督のドキュメンタリー作品。抽象表現主義からポップアートまでアメリカのアートムーブメントを軸に様々なアーティストを追う。アトリエや食事中のインタビューもあり、貴重な映像記録。出演作家はWillem De Kooning(ウィレム・デ・クーニング)、Jasper Jones(ジャスパー・ジョーンズ)、Robert Rauschenberg(ロバート・ラウシェンバーグ)、Barnett Newman(バーネット・ニューマン)、Andy Warhol(アンディ・ウォーホール)他多数。日本未公開。
この映画を観ることが出来たのはあるアーティストがきっかけでした。このことはまた思い出話として書き綴りたいと思います。
午前からフルボリュームの美術鑑賞からの次なる目的はギャラリー巡りでした。写真を見返すと尋常ではない移動距離と鑑賞量でした。夜の部へ続きます。






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