David Lachapelle展、その名も「Burning Beauty」。
被写体となったスターたちはここでは書ききれないくらいの数でした。彼の多作ぶりはその止まらぬ疾走感を感じさせます。下の写真は不動の地位を確率するトランスセクシュアルのファッションアイコン、Amanda Lepore(アマンダ・ルポール)。
ビョークとも仕事しています。
大御所デヴィッド・ボウイ。お茶目です。
といった感じでハイテンションの回顧展でした。日本では彼の代表作である作品集「Hotel Lachapelle」をパラパラめくったり、いくつかビデオを観ただけだったのでその軌跡を辿れたのは良い機会でした。よくよく考えてみると、この時期はアメリカで活躍する作家の回顧展を頻繁に観に行っていることに気付きました。アムステルダムで観たマイク・ケリー、ダイアン・アーバス。オスカー・フィッシンガーはアメリカの生まれではないもののハリウッドでも作品を発表しています。そしてデヴィッド・ラシャペルは正にアメリカを体現している作家と言えます。ヨーロッパで生活をしているとアメリカはとても身近です。特にデンマークではそれを強く感じました。この話は様々な国の人たちと話しました。この背景にはテレビが大きく関わっているそうです。子供達は幼少の頃からアメリカの映画やドラマを字幕付きで観ています。その影響は大きなもので、学校で英語の授業が始まる頃にはある程度フレーズを覚えているそうです。「ドライブ」のニコラス・ウィンディング・レフンのような監督が出てくるのは納得でした。
そんなことを考えながら、Fotografiskaを後にしました。昼食はなんとダイナー風の店を見つけ、その日のストックホルム滞在はとことんアメリカでした。ダイナーの名前は「Louie-Louie」この言葉または曲名はロックンロールの代表的な作品で、今でも多くのバンドにカバーされています。実は日本のカラオケにも入っています。
ランチメニューはベジタブル・オープンサンドでした。ハンバーガーがないのには意表を付かれました。この店、前回アップした「An Ideal For Living」の近所にあります。
「Louie-Louie」を旅のBGMにしてオスロへ向かいました。次回は鉄道の旅をレポートしたいと思います。
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