2013年2月12日火曜日

#8 Stockholm(1)


ヘルシンキから夕方の飛行機に乗り、ストックホルムに着きました。ヘルシンキのDoc Pointから向かう次なる映画祭はイェーテボリ映画祭です。ストックホルムからは鉄道を使い、オスロ経由でイェーテボリに向かうというコースを選びました。ストックホルム、オスロの滞在日数はそれぞれ1日程度。朝の2時間程度を調べ物に費やし、昼前には外に出かけるというのが基本的な一日の流れでした。
ストックホルムの朝、目覚めてまず部屋に窓が無いことに気付き、灯りをつけます。
軽く朝食をすませ、街へ出かけました。この日は月曜日。美術館、ギャラリーは大体閉まっているのは万国共通です。目的地をFilm Huset(映画資料館)にしました。



オールドタウンと呼ばれる古都から、橋を渡りBirger Jarlsgatanへ向かいます。通りすがりにきれいなフライヤーがたくさん置かれている店を見つけ、吸い込まれるように入店。


なんと印刷屋でした。とても美しい印刷物ばかりで、いくつかは持ち帰れて個人的には「大漁」でした。
Zita Folkets Bio、同じ通りの映画館です。北欧では映画館をBio(ビオ)と呼んでいるとこがとても多いです。右サイドにはミヒャエル・ハネケの最新作「愛、アムール」がこの映画のポスターも道行く様々な国で見かけました。前作の「白いリボン」では劇場中が息を飲んでいる瞬間に気付き、とても強烈な作品として印象に残っています。この最新作も是非劇場で観たいと思っています。イザベル・ユペールが老夫婦の娘役というのも楽しみです。


と、ハネケの新作のことを考えているうちにとても訪れてみたかった古書店Rönnellsに到着しました。




 あらゆるジャンルがずらーっと並べてあり、2階と地下1階合わせて3階建て、もはや図書館です。コンサートやアートイベント、詩の朗読などのポスターも壁の至るところに貼ってあります。文学、音楽、アートなどの交流が活発に行われている雰囲気を醸し出していました。日本でも何年か前まで、池袋にある池袋古書館というそれも3階建てのビルが存在しました。久しぶりに訪れてみたら、ビルは跡形もなくなっていたのです。大学の図書館にも無いような書籍が潜む巨大古本屋、かなり頻繁に通っていた覚えがあります。ストックホルムでそんなことを思い出しました。

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